我が子には、将来幸せになってほしい。
親ならば誰しも思う願いです。
そのためには、小さいうちから他の人の心を読む、思いやる、察することのできる子に育てることが大切です。
やさしい子に育てるには、親が優しいだけではいけません。
親に厳しさがなく、いつも甘やかしてばかりだと、子供はそこからしか親の内面を察知できず、結局子どもはお母さんの心を察することのないまま、甘やかされることだけを身につけてしまいます。マスクなしの顔で、表情豊かに、喜怒哀楽を表現することが子どもの心を育てる第一歩です。
集中力のある子は、あまりモノに動じず、五感が発達しています。
親御さんがお子さんのことを『集中力はあります』と言う場合、たいていが本人の好きなことをしている時のみです。
エベイユようちえんでは、本人の好きなことを続けられることに対し、集中力がある・ないという評価はしません。好きなことを長く続けることは、当たり前です。
命じられたこと、あまり好きでないことでも、しっかり根気強く、長時間取り組めることを集中力があると評価します。
好きなことをとことんやると、集中力がつくと言われていますが、それはあくまで土台であり、本当の意味で集中力がある状態にするために、エベイユメソッドで様々な経験を積み重ねます。
2.3歳児になると、自我が育ち、意思の疎通ができるようになり、集中力の芽が出てきます。そこからは、親や先生の腕の見せどころです。
この頃から『しかるよりほめる』ではなく、言葉で理由を話し、道筋を立てて諭し、甘えを排して、自立心と向上心を育てなくてはならないのです。時には厳しく接することも必要で、それがひいては、本人に対する愛情にもなるのです。
正解のない時代に、親ができる最善のことをする。それに尽きるのだと思います。