幼児教育

参考本『6歳までにかしこい脳をつくる 奇跡の幼稚園メソッド』

エベイユようちえんでは、2歳からお預かりします。一般的な満3歳ではなく、満2歳から入園して教育を行うことには理由があります。

全国には同じような理由で2歳からお預かりしているという園もあります。

今回は、参考にさせて頂いている福岡県志賀島にある《ふたば幼稚園》の本をご紹介します。

運命は幼稚園で決まる。「そのうちみんなと一緒になる」は危険です

「自らが育とうとする力」が一番発揮されるのは6歳までです。子育ては6歳までが大事なのです。だから幼稚園選びはとても重要なのです。そこを絶対に間違えてはいけません。その子の運命は幼稚園で決まると言っても過言ではありません。

(中略)

子どもの成長はすべて「臨界期(0歳〜9歳)にどれだけ大人が正しく接することができたか」にかかっているからです。

ふたば幼稚園が2歳から預かる理由

赤ちゃんは1歳を過ぎた頃から子どもの声に敏感に反応するようになり、子どもの声が聞こえると、とたんに表情が変わって関わりを求め始めます。そし2歳になる頃から子どもの声をキャッチし、刺激を求めて一緒に遊びたがるようになり、社会性を求める時期に入っていきます。

子どもの脳はスポンジと一緒で、毎日毎日、見るもの、聞くもの、すべてそのまま受け入れ覚えていくのです。

《脳の吸収が盛んな3歳までに正しいしつけを》

人間は3兆の細胞を持って生まれ、20歳までにはその20倍の60兆の細胞分裂を起こして成長していくそうですが、そのほとんどが3歳までに分裂を終えるともいわれています。「三つ子の魂、百まで」と言いますが、どうして昔の人はわかったのでしょうね。この時期にいい加減なしつけをしていては、一番吸収する時期を逃してしまうのです。

(中略)

とにかく2歳児はよく育ちます。幼稚園の現場ではそれが強く感じられます。ですから、すべての幼稚園が2歳児から預かるようになればいいと切に思います。

「生きる力」は、きちんとした生活の中でしか育ちません

(中略)

近頃はすべてが「個性」という言葉でごまかされています。でも「個性」を活かしたほうが良い場合と、「普遍的」なものを大切にしたほうが良い場合と両方があるのです。

《「ならぬものはならぬ」の精神を基本に》

(中略)

「子どもだからわからない」ではありません。わからなくても繰り返し言い聞かせていくと、いつか何かの機会に気付く。それが真の教育です。

多くの人は5教科(国語、数学、理科、社会、英語)=教育と思っていますが、これだけでは人間教育がなされません。「ならぬものはならぬ」の精神の基本は、「人に迷惑をかけてはならない」「社会に迷惑をかけてはならない」ということです。

引用元:『6歳までにかしこい脳をつくる 奇跡の幼稚園メソッド』ふたば幼稚園園長 小崎孝子