幼児教育

子育てにも俯瞰する力を

俯瞰するとは、広い視野で物事を見たり考えたりすることです。

ダイエットや健康では、〇〇さえしていれば痩せる!〇〇すれば健康になる!の是非が見抜けるのに、子供の教育になると、途端に判断が鈍り『〇〇していれば頭が良くなる』『外で遊んでさえいれば非認知能力が育つ』『誉めてさえいれば自己肯定感が育つ』と思いたくなる親が多い。

《ローマは一日にしてならず》とはまさにこのこと。ただ何かをしてさえいれば物事が上向きになることはありません。子育てに関しても、善悪を教え、世の中のルールを教え、社会性を身につけ、自分で考えさせ、理解させ、しつけ続けてこそ、〇〇が意味を成すのです。楽をしたいのは誰しも同じ、子どもも大人も同じです。

子育てとは、大変なものです。楽してばかりではうまくいきません。親自身が考えながら時間をかけ、手をかけ、時に厳しく、愛情を持って関わり続けなければならないのです。

いつも甘やかされ、我儘放題で子ども中心に回っている家庭の子ども達は、知らず知らずのうちに「自分は偉い」「自分が中心」のような意識を持ってしまうので、自分が未熟な子どもであるという正しい認識が希薄です。
親が許してしまうのは簡単なことですが、我が子が世の中で受け入れてもらうために、親がしなければならないことがあるはずです。

幼児期は大事な時期と言いつつ、評価や結果が数値に出ないので、将来のことに責任を負わずに過ごさせても支障が出ないのが現実です。子どもが大人になったときに何らかの問題を抱えても、幼児期の教育が悪かったという人はいません。つまり、大げさに言えば、何もしなくてもわからないのです。
これから先の未来を想い、幼児教育の場(幼稚園、保育園、こども園)そして、家庭の親子関係の中で、子どもの将来に責任を持って、教育する人が増えることを心から願っています。